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体位の種類

こんにちは 😀 少し間が空いてしまいましたが、前回に引き続き体位についてお話していこうと思います 🙂

体位変換は、体位の特徴と患者さんの状態を考慮し行います。
以下が代表的な体位の種類になります。

・仰臥位(仰向け)
支持基底面が広く重心が低いので安定しています。また筋緊張が少なく消費エネルギーが少ないので、睡眠時や休息をする場合に用いられます。
長時間の保持により、骨突出である後頭部、肩甲骨部、肘頭部、仙骨部、踵部に褥瘡ができやすいです。

・側臥位(横向き、左側臥位と右側臥位に分かれる)
排痰を促進する目的などで用いられます。
仰臥位に比べると支持基底面が狭く、重心が高いので不安定になります。
下側は圧迫されるので循環障害などに注意する必要があります。耳介部や肩峰突起部、腸骨部、大転子部、膝股関節部、踝部に褥瘡ができやすいです。

・30°側臥位(背部や臀部に枕を入れ、ベッドに対して身体を30°傾けた状態)
仰臥位や側臥位の長時間保持による褥瘡を予防するために用いられます。
側臥位より支持基底面が広く、腸骨部や大転子部への圧迫も少ないです。

・腹臥位(うつ伏せ)
排痰を促進する目的などで用いられます。背部に圧迫がないため、背部の手術後にも用いられます。
COVID-19に効果的として知られています。
胸腹部が圧迫されるため、呼吸がやや苦しくなる場合があります。
窒息しないように顔を横に向ける必要があります。呼吸器装着中などでは予定外抜管に要注意です。

・ファウラー位(上体を起こして45〜60°の角度にして、膝をやや屈曲した状態)
食事・読書などの日常生活に用いられます。
臥位に比べ呼吸が楽であるため、呼吸困難の患者さんにも用いられます。
経管栄養による胃食道逆流を防止するためにも用いられます。

体位を考える際に重要なのが、目的です。
例えば、無気肺の患者さんで排痰を目的に側臥位にしていますと申し送られ、訪室しに行くと30°側臥位だったということがよくあります。褥瘡予防ならそれで良いですが、排痰が1番の目的であれば、しっかりと側臥位に体位変換する必要があります。

また、体位変換による身体への悪影響にも注意が必要です。
例えば、ショック状態で血圧低下している患者さんに積極的な体位変換は必要でしょうか?安静臥床による廃用症候群のリスクはありますが、それより循環状態がさらに悪化するリスクが高く、現状では必要とはいえません。

このように、目的やメリットデメリットをしっかりアセスメントし体位調整をすることが重要だと考えます。
ではまた 🖐️

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