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呼吸音

こんにちは 😀 本日は、呼吸音について話していきたいと思います。
呼吸音は「いつ、どこで、どのような」音が聞こえるかで評価します。非常に多くの種類がありますが、焦点を絞って紹介したいと思います ❕

聴取する場所によって、音の聴こえ方は違ってきます。

気管呼吸音は名前の通り気管の上で聴取する呼吸音ですが、吸気と呼気の間に停止のタイミングがあり、呼気もしっかりと聴取できます。
気管支呼吸音/気管支肺胞呼吸音は気管支の左右で聴取する呼吸音で、吸気と呼気の間が不明瞭となり、呼気が気管呼吸音に比べ弱いです。
肺胞呼吸音は上記以外の肺全体で聴取する呼吸音で、吸気と呼気の境界が不明瞭となり連続で聴取でき、かつ呼気は非常に弱いです。

次に異常呼吸音について説明します。

・減弱:含気が無くなる気胸や無気肺の場合、呼吸音は減弱します。両側同時に出現すると判断が難しいですが、左右を比較することで判断しやすいです。胸郭の挙上も同時に観察します。

・肺胞の気管支音化:末梢気道の領域に聴診器を当てた場合、呼気音は減弱しているのが正常です。しかし、その場所で呼気音も「しっかり」と聴取できた場合は肺胞の気管支音化と呼ばれ、肺炎や肺のうっ血、無気肺、胸水等を示唆しています。含気が減少することで伝播亢進していると考えられ、明らかな異常所見です。

・副雑音:
連続性副雑音として、いびき音(ロンカイ)、笛音(ウィーズ)、スクォークがあります。
いびき音(ロンカイ)は吸気時、呼気時ともに「ゴーゴー」という低調性の音が聴取されます。太い気管支の狭窄(痰の貯留を含む)や炎症等を示唆します。
笛音(ウィーズ)は呼気時に「ピー」という高調性の音が聴取されます。細気管支の狭窄を示し主な病態としては喘息があります。重症の場合は吸気呼気両方で聴取します。
スクォークは吸気時に「ピー」という高調性の音が聴取されます。粘稠な分泌物の存在を示します。

断続性副雑音として、捻髪音(ファインクラックル)と水疱音(コースクラックル)があります。
捻髪音(ファインクラックル)は吸気時の「パチパチ」という高調性の音が聴取されます。肺胞の弾力の低下が考えられ、間質性肺炎などの肺胞間質の病変を示唆します。
水疱音(コースクラックル)は吸気時呼気時の「ブツブツブツ」という低調性の音が聴取されます。肺炎や肺水腫等の気管支に痰や水等の分泌物の貯留を示唆します。

個人的に呼吸音は苦手でした 😥
とにかく経験が重要だと思います ❗ 私は時々、正常な呼吸音を理解するために、自分の呼吸音を聴診器で聴くことがあります ❕
上記を頭に入れながらたくさん聴いて、それをケアに活かせるといいと思います!

ではまた 🖐️

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