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認知症①

こんにちは!今回は認知症のお話をしたいと思います。

 1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)が、世界保健機関(WHO)と共同で、9月21日を世界アルツハイマーデーと制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を行なっています 🌐
 わが国でも公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットを作成し、認知症への理解を呼びかけるなどの活動を行っています。また、「認知症の人と家族の会」のホームページでは、会報や交流会の照会、電話相談など家族支援に力を入れた取り組みがすすめられています ❗

 まず、認知症とは ❔ いったん正常に発達した「記憶」「学習」「判断」「計画」といった脳の知的機能(認知機能)が、後天的な脳の器質障害によって持続的に低下し、日常・社会生活に支障をきたす状態のことをいいます。加齢によるもの忘れとの違いは、自覚しているかどうかです。「お昼何食べたっけ・・・。最近もの忘れがひどいわ・・・。」と自覚しているもの忘れに対し、「お昼ごはんは?食べてないわよ。」と認知症は自覚がなく、また体験したこと全体を忘れます。

 また、加齢によるもの忘れは日常生活への支障はなく、悪化はみられないのに対し、認知症は日常生活への支障があり、悪化(進行)もしていきます。

 認知症のほとんどは、加齢による脳の病的な老化に関連するもので、脳実質の変性によって起こる変性性認知症と、脳血管の障害によって起こる血管性認知症の2種類があります。変性性認知症はアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症があります。アルツハイマー型認知症はなんと認知症全体の約70%を占めます。
血管性認知症は脳梗塞や脳内出血によって起きます。

 認知症・・・。個人的にも認知症の方とたくさん接してきましたが、最も無くなってほしい疾患の一つですね 😔 認知症になっても、その人らしさを考えて関わっていきたいですね 🙂
 そのためにも、認知症のことはしっかり知っておきたいなと思います❗

次回も認知症についてお話をしたいと思います。今回はこの辺で・・・。

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