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1型糖尿病

こんにちは!やっと暑いと感じる日が少なくなって、秋を感じる夜風が気持ちいいですね 😀
本日は、1型糖尿病についてお話したいと思います ❕

1型糖尿病と2型糖尿病の違いはわかりますか?一般的に糖尿病というと生活習慣病の1つである、2型糖尿病をイメージすると思います。今回は1型糖尿病についてお話します。
 

 1型糖尿病は膵β細胞の破壊により、インスリン分泌が急速・不可逆的に低下し高血糖となります。1型糖尿病の多くは、遺伝因子に加え、ウイルス感染などの環境因子が引き金になって自己免疫異常が起こり、膵β細胞が破壊されることで発症すると考えられています。インスリン分泌能は最終的には全く出せなくなります。2型糖尿病は生活習慣不良の中高年に好発するのに対し、1型糖尿病は小児〜思春期に好発します。
 症状は、多尿、口渇、多飲といった高血糖症状と、インスリン欠乏により糖が取り込めないことによる体重減少が挙げられます。
 1型糖尿病の治療の基本はインスリン療法です。追加分泌を補う超即効型インスリンを毎食前に、基礎分泌を補う持効型溶解インスリンを寝る前か朝食前に投与することが多いです。このインスリン療法は、自分で管理できることが目標です。小児から好発する1型糖尿病ですが、もちろん小児から血糖測定〜インスリン自己注射ができるよう指導します。
 

 小児糖尿病サマーキャンプというものがあります!これは、1型糖尿病患者の小・中・高校生を対象に3日から7日間のキャンプを行い、子供たちが自然の中で集団生活を通じてインスリン自己注射や血糖自己測定など自己管理に必要な糖尿病の知識・技術を身につけるとともに、メンタルケアの場ともなっており、ともに励む仲間を作る場を提供しています。私は数回スタッフとして参加したことがありますが、純粋に楽しかったのと、教え合い励まし合う子供達にたくさん勉強させられたのを覚えています 🙂

1型糖尿病についてでした。では、この辺りで 🖐️

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