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骨伝導補聴器

こんにちは!じめじめとした梅雨に入ってしまいましたね、今日は各地で大雨になっているようです☔

さて、今回は骨伝導補聴器👂についてお話しします。

まず、骨伝導とは何でしょうか?
私たちが聴いている音には「気導音」と「骨導音」があります。
音が空気を振動して鼓膜に伝わるのが気導音、音が頭蓋骨を振動させ電気信号へ変換し、音として伝わるのが骨導音です。

骨伝導補聴器の大きなメリットは、外耳や中耳に障害があっても有効であることです🙂
また、耳をふさがないことで閉塞感がないことや周囲の音も聞こえることですね。

注意点としては、難聴の種類(部位)によって使用できないことです。
骨伝導補聴器は外耳や中耳に異常のある伝音性難聴に有効ですが、内耳や神経に異常のある感音性難聴やその両方に異常のある混合性難聴にはほとんど効果がありません。
また、難聴の程度が高度・重度の場合も同様に効果を感じられないことが多いです。

装着する位置としては、一般的にこめかみあたりです。めがね型やカチューシャ型をしています。
難聴の程度にもよりますが、普通のイヤホンの形をしたものもありますし、手術により頭蓋骨にねじを埋め込んで装着するタイプもあります。

また、正確には骨伝導とは違いますが、その装置が軽く、審美的にも目立たない軟骨伝導補聴器も2017年から作られるようになり、耳掛けタイプ、イヤホンタイプと新しいデザインも増えて来ています。

補聴器もどんどん精度が良くなり、難聴の種類、程度に合わせて色々と開発されてきていますね。

それではまた!

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