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近年のカテーテル治療の進歩
こんにちは!節分、立春も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね〜
体調を崩さないよう気をつけましょう!
本日はカテーテル治療の話
進歩してきたカテーテル治療について、心血管カテーテル治療を中心に話していきます
皆さん、PCIは聞いたことがありますか ?
PCIとは、経皮的冠動脈インターベンションの略で、狭くなった、あるいは詰まった冠状動脈(心臓の筋肉を栄養する血管)を治療するために行われる非外科的処置で、カテーテルを用いて行われます。
大腿動脈(足の付け根)や橈骨動脈(手首)、あるいは上腕動脈(肘)を通して、血管内に筒状のカテーテルを冠動脈入口部まで進めて治療します。
冠状動脈の治療を開胸せずにできるので、患者さんへの負担が少なくて済みます
世界で最初の治療は1977年にスイスで行われ、そこから世界に広がり、日本では1980年に初めて行われました。
当初は狭くなっている血管を風船で広げる方法しかなかったのですが、風船だけだと一度広げてもまたすぐに狭くなってしまうことが多いので、1990年代半ばぐらいからステントと言われる金属の筒を入れて広げるようになりました。
そのステントも進化し、薬剤溶解ステント(DES)というものが2004年に保険適用になりました。
薬剤溶解ステントとは、ステントの表面に再狭窄を防ぐ薬剤を塗ったステントです。
日々進歩している医療、調べてみるとなかなか面白いですよ
今日はこのあたりで