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酸素について その2

皆さんこんにちはsign01

 

前回に引き続き酸素のお話です。

 

酸素は生きる為に必要ですので、皆さん普段から呼吸をして取り込んで貰ってると思うんですが、自分の身の回りにどれくらいの酸素があるかはご存じでしょうかsign02

 

 

 

 

皆さんの周りの大気中には21%の酸素があります!!

21%ってどの程度なの?ってお話なんですが・・・具体的に言うと約160mmHgになります。

 

この辺から意味わからん!ってなる人が多いと思うので補足していきますね

 

 

 

皆さんの周りの大気は「大気圧」と言って1気圧の状態に住んでいます。

1気圧は1016hPa=760mmHgです。

なのでこの760mmHgのうちの21%分が酸素ということになるので、大気圧の酸素は約160mmHgとなります。

 

 

山の上は空気が薄いとかいうのはあれは気圧が下がっているからです。

基本的に1000m高さがあがるごとに100hPa減少するので、水銀柱では75mmHg下がります。

ちなみに富士山では大気圧が約400hPa=300mmHg減少します。

なので760-300mmHgになるので、460mmhgの21%分だけが酸素になる為、97mmHgのみとなります。これが登山の時に酸素が必要となる理由です。

普段は160mmHgの中で酸素を取り込んでいるのに急に97mmHgの中から取り込まないといけなくなるので、血中の酸素分圧が低下し、高山病が発症します。

 

 

 

ここであれsign02って思える人は動脈の酸素分圧を知ってる人です。

そうなんです。動脈血酸素分圧は約100mmHgです。大気は160なのになんで肺胞でガス交換すると100になっちゃうの?ってお話なんですが、

 

ぶっちゃけあんまり知る必要はないです。(笑)

 

肺胞までくる空気は加湿されてるとか肺胞ではガス交換されてるから酸素と二酸化炭素の交換比率が関わってくるってのがざっくりした理由なんですが。とりあえずなんやかんやあって肺胞では100mmHgぐらいの分圧になるから動脈血内の酸素分圧も同じくらいなんだって覚えましょう!!

 

 

なので

①大気圧での酸素は21%

②肺胞での酸素分圧は約100mmHg

③↑なので動脈血の酸素分圧も100mmHg

 

ということを覚えましょー!

 

とりあえず今回はこれで!

 

 

 

 

 

 

 

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