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日本の医療技術
皆さんはパルスオキシメーターって言われてどんな機械だったか想像がつきますか?
ん?って思う人多いですよね(笑)
あの指の先につけて酸素はかるやつ・・・とかSpO2のやつとかそんな覚え方してる方が多いんじゃないかなーと、一応あの機械の正式名称が「パルスオキシメーター」です!
今ではとってもメジャーな医療機器です。酸素化の程度を知る良き指標となっています。
あのすごい便利な機械なんですが、実はあれ日本発の医療技術なんです
日本光電の青柳卓雄さんって方が考案されたらしいです。いやー日本の技術ってやっぱりすごいですよね
と前置きはこの程度にして、今回はパルスオキシメーターについてのお話になります
パルスオキシメーターはご存じの通り酸素飽和度を測定する機械になりますが、あれは先端から光を出して末梢動脈の酸素化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの比率の差を計算して酸素飽和度を計算しています。
ここで大事になるのは光を出して差を計算している、ということと末梢動脈のみを感知しているってことです。
これを覚えた状態で過去問題を解いてみましょう
パルスオキシメーターによる経費的動脈血酸素飽和度測定において、適切なのはどれか。
1.ネームバンドは外して測定する
2.マニキュアは除去せず測定する
3.抹消動脈不全のある部位での測定は避ける
4.継続して装着する場合は測定部位を変えない
正答は3
上記の大事なポイントを押さえておくと、光を遮るものがあると正確に測定できないのでマニキュアや付け爪などはできる限り避けるべきだなーって印象をもっていただければよいと思います
抹消循環不全があると動脈波形の感知ができないため、そもそも測定できない可能性が高いです。そのため、抹消冷感がある場合はあっためたり、耳朶に測定部位を変更など行うとよいでしょうー
また機械的に持続的な圧迫が生じるため、できる限り測定部位は定期的に変更し褥瘡や皮膚障害などの予防を行うことが望ましいとされています。
では今回のポイントです。
パルスオキシメーターは酸素飽和度を%表示で測れるのと、脈拍数の測定が可能!
爪に邪魔なものがついてたり、冷たいと測れない!
測定部位は指先か耳たぶ!
を覚えておきましょうー
ではまた次回です!ありがとうございました。