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手はせいけつに!
マスクもないですが消毒系製品も品薄が続いていますねー
マスクないと怖いのはわかるのですが、かかった人を治療する医療現場で不足しているってのはどうなんだろうって思っている最近です。物品不足が院内感染が多発してる原因の1つなんではないかなぁ・・・
というわけでこんにちは
今回は品薄が続いている手指消毒用品についてです。
擦式手指消毒薬っていうのが一般的によく使われている消毒薬ですね。アルコール類による殺菌効果を利用した製剤で、細菌のタンパク変性や溶菌作用により除菌作用を発揮します。またアルコールが揮発する際にも脱水作用が生じて細菌を破壊します。なので乾いているときだけではないってことですね。
ポピドンヨードでも同じようなことが言えますね、現場では乾かすためにパタパタ仰いだり息吹きかけたりしてますけど・・・あれは乾くまでの時間で化学変化作用で殺菌しているので、そこに息吹きかけるなんて細菌振りまいてるようなもんですから・・・
乾かすことが大事なのではなくて乾くまで待つことが大事!
えーと、じゃあアルコールならなんでもいいの?殺菌の為にお酒いっぱい買ってもいいの?ってことなんですが
アルコールには殺菌できる濃度がありまして、アルコール度数40%程度から殺菌効果を持つと言われています。
濃度の中で最も殺菌効果が高いと言われている濃度が約70%程度でそれ以上の濃度では70%の場合とほぼ変わりないって言われてます。
なのでアルコールはいってりゃなんでもいいよ!ってわけではなく、適切な濃度でなければ殺菌効果が素早くでないってことですね!
スピリタスとかそのあたりは一応消毒用エタノールとして使っても同様作用が生じるのが期待できます。
厚生労働省も「手指消毒用エタノールの供給が不足していることから、医療機関などにおいてやむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替として用いることは差し支えない」って案内してますしね
あとアルコールで消毒してるから絶対大丈夫!ってわけでもないです
手が汚れてたり、濡れてたりすると消毒効果が落ちてしまいますし、芽胞形成するような菌には効果がありません。
なのでなんでも大丈夫!って思わないようにしましょう
しっかりと手を洗って乾かしてからアルコール消毒するとより良いですね。
しっかりと感染予防していきましょー