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危険な不整脈って?
こんにちは!
今日は心電図の中の心停止と心静止の違いを少し書いていこうかなと思います
似たようなもんなんでしょ?って思う人が多いと思いますが・・・まぁその通りです(笑)
どちらにせよ危険な不整脈であることに変わりはありません
まずは心静止
よくドラマなどで心電図がピーッ!って横線になってるのをよく見ますよね
あれが心静止(Asystole)、アレストって呼ばれる物です。和製英語らしいですね
本当の読みはアシストリー。ですが病院でアシストリーです!なんていったら?って顔されると思いますのでアレスト、もしくはエーシストールで覚えましょう。
心静止状態では、心臓の電気的興奮自体が消失しているので電気ショックの適応はありません。見つけたらもう必死の思いで心臓マッサージするしかないです
バックボードを入れるのを忘れないようにしてくださいね!
次に心停止です
心停止は心臓活動としての波形は出ている状態ですが、有効な循環を保てなくなっている状態を指します。つまり、いろんな不整脈がこの心停止に分類されるわけです。
・心室細動
・無脈性電気活動
・無脈性心室頻拍
・心静止
などが心停止に分類されます。
心停止の場合はどの波形なのか・・・を見極める必要がでてきます。
心臓の動きが不規則なために循環が保てない不整脈であれば電気ショックが有効となります。つまり心室細動や心室頻拍がこれに当たります。
逆に、心臓の動きは正確であるが循環が保てていない、もしくは心臓自体が動いていない場合は電気ショックの適応はなく、心臓マッサージの適応となります。
これが無脈性電気活動、心静止となります。
ややこしいですが、脈が触れない場合はとりあえず心臓マッサージを優先!ですねー