TOPICS

インフルエンザ

こんにちは 😀 本日は今年も例年に違わず、流行しているインフルエンザについてお話ししていこうと思います ❕

インフルエンザは毎年冬〜春先にかけて流行します。飛沫感染、接触感染によって感染し、かぜ症候群に比べて急速に発症します。
発熱(38度以上が多い)、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感が急速に現れ、やや遅れて咳嗽などの呼吸器症状が出現します。
感染から症状発症までの潜伏期間は1〜2日程度です。

分類は、ウイルス内部のタンパク質の抗原性の違いから、A型、B型、C型の3型に分類されます。
C型はあまり耳にしないと思いますが、構造・性状がA型、B型とは異なり、発症しても軽症であるため、パンデミックは起こりにくいです。
A型、B型は膜表面糖タンパク質の赤血球凝集素(HA)と、ノイラミニダーゼ(NA)の組み合わせにより亜型に分類されます。

A型のみ、不連続抗原変異(抗原シフト)といい、遺伝子再集合により、抗原性の異なる別の亜型が誕生してしまいます。これを新型インフルエンザといい、大多数が有効な抗体を保有していないため、大流行します 🤧

次に合併症です。
代表的な合併症にインフルエンザ脳症と肺炎があります。
インフルエンザ脳症は、主に5歳以下の乳幼児に好発し、インフルエンザ発症初期に合併することが多いです。
脳内にインフルエンザウイルス自体が侵入するのではなく、過剰な免疫反応により脳浮腫が起こると考えられています。
・けいれん
 単純型(持続時間が15分以内、繰り返しがなく、左右対称のけいれん)または複雑型(単純型以外のもの)
・急速に進行する意識障害
 JCS 20以上またはJCS 10以上が24時間以上続く
・異常言動
 人を正しく認識できない、食べ物とそれ以外を区別できない、幻視・幻視的訴えをするなど
上記のような症状が出現します。

インフルエンザ肺炎は、主に65歳以上の高齢者に好発し、インフルエンザ発症後期または回復期に合併することが多いです。
原発性インフルエンザウイルス肺炎、二次性細菌性肺炎、両者の混合性肺炎があります。
原発性インフルエンザウイルス肺炎はインフルエンザによる直接的な肺障害が原因となります。
二次性細菌性肺炎はインフルエンザ罹患により気道粘膜が傷害され、その後細菌が感染することで起こります。
症状として、咳嗽や膿性痰が出現します。

治療は、発症後48時間以内にノイラミニダーゼ阻害薬を投与します。他にもRNAポリメラーゼ阻害薬やキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬もありますが、ノイラミニダーゼ阻害薬が第一選択薬になります。

この冬は年末までが、A 型、年が明けてからは、B型が主流となっていますね。
国家試験を数日後に控えた受験生にとっては脅威に他なりません。受験生の皆さんにとって今この時期に一番大切なのは体調管理。非力ながら皆さんが、万全で当日を迎え臨まれますことを祈っています。
それでは、また 🖐️

pagetop